青森県の三内丸山遺跡から歩いて10分もかからないところに青森県立美術館があります。
今回の旅の目的の筆頭に挙げていた美術館です。
建築家の青木淳さんが三内丸山遺跡の発掘現場から着想を得て建てたという美術館。
常設されている美術家・奈良美智さんの作品も観たい。そして奈良さんのあおもり犬。
ただ、この美術館行きたい!の一心で、企画展を調べていませんでした。
行ってみてわかったのが、エヴァンゲリオンなどの監督で知られる庵野秀明氏の企画展。
しかしです・・・
なんと、一時間あまりで切り上げることになってしまいました。
訳あって夫と入場時一緒じゃなかったんですね。バスの時間を考えて約一時間後に出口で待ち合わせることにしたんです。
そもそも、一時間って。私自身それでいいと思ったのですから謎です。
お互いに自分のペースで鑑賞したいので、美術館では別行動です。
入場は一緒なんですが、この日はたまたまというか運悪くというか。
受付で企画展と常設展両方を見たらどのくらいかかるか尋ねたら「一時間半から二時間はかかるでしょうね、人によっては一日いらっしゃる方も」とのお返事。ごもっとも・・・(><)
土曜ということもあって、子供連れの人も多く、たくさんの人が並んでいます。庵野さんの作品を目的に来ている人も多いのだろうと思いながら見渡しても夫の姿はなし。
常設展だけだったら一時間で回れる。でもせっかく来たんだし・・・意を決して(大袈裟!)両方を購入。
エレベーターで展示室へ。まずは企画展から。
庵野さんが手がけた作品や今日に至るまでの軌跡を紹介した作品群。とても見応えがありました。
実は庵野さんのことはあまり知らなかったんです。お名前を聞いたことがあるくらい。エヴァンゲリオンも見たこともありません。
宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」が好きなのですが、その巨神兵を手がけた方だったことに妙に感動。
シン・ウルトラマン、シン・ゴジラの監督も。
とにかくすごい仕事をした人なんだということがわかりました。
本当ならゆっくり見てまわりたかったのですが、時間制限は一時間。みんなゆっくり見ている中、一人早足で巡回です。
夫は携帯電話を持たない人なので、こういう時に連絡のつけようがないのです。
常設されている奈良さんの作品、版画家の棟方志功氏、他の画家さんの作品もゆっくり鑑賞とは行きませんでしたが、わりとしっかり印象には残っています。
そして肝心のあおもり犬は屋外にあり、その時点でもう一時間経っていたので、ガラス越しに見つめ、後にしました。
出口に向かう途中「アレコホール」という大きなホールがあり、そこにマルク・シャガールが描いたバレエ「アレコ」の大きな背景画が4枚展示されています。
見事でした。
白い馬が天をかける?「サンクトペテルブルクの幻想」という題名の絵を一枚だけ急いでスマホのカメラに収めて出口へ。
美術館を出ると、夫が待っていました。
常設展だけ観たという彼は、余裕の雰囲気を漂わせていました。
今、美術館も作品によっては写真を撮れるようになっているところが多いですね。
常設展だけですが気に入った作品は写真に収めて来ました。
ドタバタな感じでしたが、こういうのも旅の楽しみの一つです。
うまくいかなかったことも、旅の印象を濃くしてくれるような気がします。
また、いつか行こう♪