花木は好きなのに、うまく育てられない。
ちょっと自信喪失気味です。
なのであまり花は植えていません。
でも、春や秋になると誘惑に負けて季節の花を少し買い求め、寄せ植えにしたり、宿根草・・・それも半日陰でも育つものを探すことはあります。
手のかからなそうな宿根草でもいつの間にか姿を消し、植えた覚えのないものが育っていたりします。
植えた場所が合わなかったのか。
いやいや植え方が良くなかったんじゃない?と罪の意識も拭えません。
植えた覚えのないものは、小鳥が運んでくれたのだと思います。
例えば、万両。いつの間にかあちこちに。
赤い実が可愛らしく、これは嬉しい贈り物です。
庭には南天、千両、万両が揃い、お正月には重宝します。
南天は前の持ち主が植えたもの。
千両はいつの間にか生えてきて、赤と黄色い実の2種類です。
お正月に飾り終わったものを庭に捨てた置いたので、そこからかな?と思うのですが定かではありませぬ(*´꒳`*)
うちの庭に合っていると思われる花は、紫蘭、クリスマスローズと都忘れのようで、毎年良く咲いてくれます。
今年は昨年植えた紫陽花も3つほど花をつけてくれました。
植物をうまく育てる人を緑の指を持つ人と表現しますが、まさにお隣に住む女性がそうでした。
毎日庭の手入れを欠かさず、季節ごとに美しい花を咲かせていました。
勤めていた頃、朝早く慌ただしく出勤する私は、お隣の庭に咲く色とりどりの花たちに何度癒されたことか。
時には、小さな花束にしてくださることもありました。
その方は昨年の冬に亡くなり、とても寂しくなりました。
闘病されていたので庭の手入れができなくなった頃から合わせると、1年以上になると思います。
大事に育てられた庭の住人たちは、ご主人の亡き後も見事な花を咲かせています。
春から夏にかけて、桜、スモークツリー、モッコウバラに木製の塀につたうピンクのバラ(写真のバラです)、カシワバアジサイ、ノウゼンカズラも咲きました。
土づくりからはじめ、植物の特性に合った方法で丹精込めて育て上げてきたからこそと思います。
天塩にかけたものは、そう簡単には朽ちない。それは植物も同じなのかもしれないと思いました。