旅先でのことです。
弘前レンガ倉庫美術館を後にし、駅に向かう途中で古本屋さんに入りました。
そこで見つけたのがこの本です。
中を見て即購入。
戦後の音楽の教科書の中から選ばれた66曲と詩人で放送作家の川崎洋さんのエッセーで構成されている本です。
「ちょうちょう」「しゃぼん玉」「うみ」「もみじ」「たき火」などなど・・・
お馴染みの歌の数々、何に惹かれたかというと、当時の挿絵がそのまま使われていたこと♪
いわさきちひろさん。
安野光雅さんの挿絵も!? 知りませんでした。
でも、名前を知っているのはこのお二人だけ(//∇//)
絵だけは、なんとなく記憶にあるような。
いわさきちひろさんでさえ、子どもの頃は名前を知らなかったと思います。
ただ、色彩豊かな柔らかな水彩画をしょっちゅう眺めていた記憶があります。
教科書のちひろさんの挿絵には、描かれている子どもの暮らしが見えるような気がしました。
男の子が着ているカラフルなセーターがおしゃれだなって思ったり。
教科書以外にも絵本(一番記憶にあるのはマッチ売りの少女)、ほかにも色々なところで目にしながら、ちひろさんの絵と一緒に育ってきたように思います。
いつか、小学校の教科書の挿絵を描いてみたい。
そんな身の程知らずな夢も、ちひろさんの挿絵を見てきたから。
聞き流してくださいね(笑)
ちひろさんは、「好き」を超えて、私にとっては心の故郷のような画家さんです。
いつもありがとうございます。読んでいただけて嬉しいです。