父の日にちなんで。背中を見せているのはお父さんです。
イラスト:さしえや
今日、おそらく25年くらいは会っていなかった友人に会いました。
同郷の学生時代からの友人です。
お互いの子どもが小さかった頃に会ったきり、いつの間にか25年の月日が経っていました。
「おばあちゃんになっちゃった。」と言ってマスクをとる彼女に、私もそうよ〜と返し
その瞬間、25年も会っていなかったと思えない感覚を覚えました。
お互い歳をとったけれど、何にも変わっていない。不思議な感じです。
同じ県内に住みながらこれまで会うことがなかったのは、今となってはお互いの生活があったから、としか言いようがありません。
私が福祉関係の仕事をしていた時は、彼女が住んでいるところに近いところに通勤していましたから、会おうと思えば会えたのです。
実際に年賀状に会おうね!と何度書いたことか。
いつも口ばかり。
ただ、その頃の私は、平日は朝早く出て夜遅く帰る日々を送り、休みの日は人に会うことをできれば避けたい、というところがありました。
支援の仕事をしていたことが関係しているのか。
人と接することにちょっと疲れを感じていたとは思います。
言い訳ですね(笑)
ランチを共にし、その後川べりの公園を散歩しながら積もる話をしました。
彼女が長年携わってきた仕事の話を聞きながら、その道のプロとして生きてきた彼女の引き締まった表情に、この25年の間培ってきたものを見た気がしました。